以前に鶴舞公園に隣接する「八幡山古墳」についてふれたことがありますが、その近くにもう一つ大きな古墳があるのを皆さんはご存じでしょうか?
「一本松古墳」というのですが、自分も名前自体は書物を読んで知っていたのですが、どこにあるのかはっきり把握していませんでした。今回よくよく調べて現地へ行ってみると、何と名古屋工業大学のキャンパス内にありました。(入場自体は規制がなく、訪れたい方は自由に出入りできます)
古墳自体は近隣する「八幡山古墳」と同時期の五世紀前期に作られたとされており、五世紀~六世紀前半にかけてが古墳が頻繁に作られていたが、それ以降には仏教の伝来とともに、埋葬の方法が土葬から火葬へ移っていく事により、古墳が次第に作られなくなっていったようである。
一本松古墳に関しては、「尾張准徇行記」に古墳に一本松を植えた者を慈しむ・あるいは思いを馳せる記述が残されている。
いずれにせよ、こういった いにしえの古墳時代の遺跡が間近で見られる場所もなかなか希少価値があるものと思われます。休校の週末には自分のように訪れてみてはいかがでしょうか。
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